
植物を折って、折ったところに対して、息を吹きかけたらシャボン玉になる!凄い植物「ナンヨウアブラギリ(別名:ジャトロファ、ヤトロファ)」の紹介です。
「論より証拠」でYoutubeのリンクを貼っておきましたので、まずは、再生してみてください。
中南米に自生していた植物:ナンヨウアブラギリ(別名:ジャトロファ)は、折って息を吹きかけるとシャボン玉になります。そう、油分を含んだ植物です。
今回は、凄い植物ナンヨウアブラギリ(別名:ジャトロファ、ヤトロファ)の紹介します。
このナンヨウアブラギリの種子は地球温暖化に役立つバイオ燃料として利用されます。また、絞りカスは肥料として利用されます。まさに、サスティナブルを実現できる植物です。
植物を折って吹いたらシャボン玉!(引用)
Youtubeからの引用ですが、植物を折って、折ったところに対して、息を吹きかけたらシャボン玉になる!これ、凄いですよね!驚きです。
動画はベトナムで撮影されましたが、日本にもその辺の草として生えているのであれば、ぜひ、やってみたいものです。
子供なら絶対にやるはずです。
シャボン玉になる植物の正体は?
シャボン玉になるこの植物。調べてみると、ナンヨウアブラギリ、(別名:ジャトロファ、ヤトロファ)と言います。
元々、中南米に自生していた植物ですが、16世紀以降にスペイン商人などによって世界中に広められました。
成長すると3~8メートルの高さになります。(そうなると、どう見ても日本において、その辺には生えていなさそうですね。。外来植物ですか。。)
降水量が少ない、瘦せた土地でも育つことがき、干ばつや病気にも強い植物です。
最大で50年程度の樹齢です。
6割が脂質であり、有害成分があるので人が食べることができません。
脂質が半分以上なので、シャボン玉になることも納得です。
種子は600mg前後の黒褐色になり毒性が強いです。
油分を多く含んでいるため、古い昔から使われています。
過去には日本軍がこれに着目し栽培を計画したこともありました。
現在では、石鹸やロウソクのほかに、下剤や解熱剤などの医療品にも使われています。
植物性バイオディーゼル燃料の材料として使える!
ナンヨウアブラギリの実からできた油は、ジャトロファ燃料として精製できるため、
植物性バイオディーゼル燃料の材料として着目されています。
トウモロコシなどと異なり、毒性があるため食用にならないことから
食料供給に影響を与えない点がメリットです。
バイオ燃料を製造・販売する日本植物燃料株式会社(以下、日本植物燃料)によると、
ナンヨウアブラギリは、干ばつに耐えることができ、酸性の土壌であっても栽培ができるとこと。
実際にモザンビークでナンヨウアブラギリを栽培し、日本植物燃料が収穫物を買取り、種子を搾油し、精製して軽油の代替燃料を製造しています。
ナンヨウアブラギリの油は、アブラヤシより油は取れないが、菜種、大豆、ひまわりより油が採れる植物とのこと。
また、ナンヨウアブラギリの種子の絞りカスも肥料として利用するための開発も行っています。
余談ですが、日本植物燃料では、電気のないモザンビークで電子マネー事業に参入しています。
くわしくは、「アフリカ 無電化村の電子マネー」を参照してください。
まとめ
植物を折って、折ったところに対して、息を吹きかけたらシャボン玉になる!凄い植物ナンヨウアブラギリ(別名:ジャトロファ、ヤトロファ)の紹介しました。
ナンヨウアブラギリがバイオ燃料になるとのことで、地球温暖化防止になりますし、種子の絞りカスが肥料にもなるので一石二鳥ですね。
なお、某大手ECサイトで、ナンヨウアブラギリの種が売られていましたが、私個人としては、絶対に買わない方が良いでしょう。
なぜ、日本で売られているか不明ですが、外来種の植物を日本国内に持ち運ぶことによって、将来、日本古来の固有種の植物を破壊することになったら大変ですからね。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。