アメリカで実際にあった、宝くじの盲点を突いて大金持ちになった夫婦の話です。
「宝くじ9年間で約40億円手に入れた夫婦の秘訣どうやって?」
アメリカで実際にあった、ロト(宝くじ)の盲点を突いて大金持ちになったジェリーとマージ夫婦の話です。
いろいろな州の宝くじで数十回当選し、9年間で約2,600万ドルを儲けたお話です。
勿論、違法なことをして儲けたのではなく、正攻法で正当に宝くじを購入してお金を儲けました。
この出来事について、アメリカのテレビ番組でも放送され、日本でも、2022年11月21(月)日本テレビ系世界まる見えテレビ特捜部「どうやって?宝くじ9年間で40億円手に入れた夫婦」としても紹介されました。
さらに、「Jerry & Marge Go Large Trailer(ジェリー&マージ 勝利の法則 2022)」として映画化もされました。
今回は、アメリカの宝くじの映画 Jerry & Marge Go Large Trailerの原案になった実話を紹介します。
アメリカの宝くじ「Winfall」のロールダウンがきたら・・儲けのチャンス
人口1,900人のミシガン州のエバードの街でジェリー・セルビー(Jerry Selbee)とマージ・セルビー(Marge Selbee)は夫婦は静かに生活を送っていました。
夫婦は6人の子供を育て、地元のコンビニエンスストアを経営していました。
17年間経営をしていましたが、ジェリーが62歳、マージが63歳の時、引退時だと思ってコンビニエンスストアを売却しました。
そして、セルビー夫妻は人生を楽しもうと考えてました。
でも2003年のある朝、ジェリーは街角の店にあった新しい宝くじ「Winfall」のパンフレットを目にしました。
数学に長けていて、ウェスタンミシガン大学で学士号を持っていたジェリーは、一瞬、3分で儲けができる宝くじと気づきました。
というのも、1,100ドルの「Winfall」を購入すれば、1,900ドルが戻ってくることが分かってしまったからです。
この宝くじ「Winfall」には「ロールダウン」という仕組みがあり、誰かが6桁の数字全てに合致しなかった場合、その分の賞金を下位の5桁、4桁、3桁の数字に合致した当選者の賞金を増やすようになっていました。
この仕組みをもとに、ロールダウンが発生した場合は、1,100ドル購入して、
4桁当選者:1人×1,000ドル=1,000ドル
3桁当選者:18人×50ドル=900ドル
になる可能性が80%強あると考えたからです。
実際に、ロールダウンが発表されると、ジェリーはWinfallを3,600ドル購入し、結果6,300ドル戻ってきました。
そのようにして、最終的には8,000ドルを儲けました。
ジェリーがミシガン州の宝くじに当たったかもしれないと正直に妻のマージに伝えました。
誰も気づかなかったロールダウンを用いたWinfallの購入方法を知ったマージは幸せを感じました。
ジェリーとマージはさらに、このような購入方法で数十万ドルを購入しました。
さらに、ジェリーは、「G.S.Investment Strategies」という名前の会社を設立しました。
当時の儲けたお金を記録簿をみると515,000ドルを購入して、853,000ドル戻った成績で、
約6割の儲けが発生していました。
アメリカの宝くじ「Winfall」終了・・でも、マサチューセッツ州の「Cash Winfall」でまた儲け!MITも・・・
2005年春に、ジェリーの会員は最終的に25名までになり、その中には3名の州の警察官や、1名の工場長、銀行の副頭取までいました。
Winfallを12回購入し数百万ドルを稼ぎました。それと同時にミシガン州が売上不足を理由にWinfallの宝くじの販売を終了しました。
そんな中会員の一人から、電子メールで
「マサチューセッツ州には「Cash Winfall」という宝くじがあるけど、儲かるか?」
とジェリーにメールが届きました。
ジェリーは聞いたことがある宝くじの名前で、その宝くじについてパソコンで調べてみたら10分で儲かるとわかりました。
それ以降の6年間、「Cash Winfall」で儲ける方法をしってしまったジェリーとマージは、「ロールダウン」が発生するたびに、マサチューセッツ州まで900マイル(1,500km弱)の道のりを14時間、車でかっとばし、2箇所のコンビニエンスストアで、数十万枚の宝くじを買うことを日課にしていました。
1回に60万ドル以上の宝くじを購入し、それを年7回実施しました。
宝くじなので、ハズレこともあります。1,800万ドル分のハズレの宝くじは捨てずに保管していました。
というのも、万一、連邦政府の調査が入っても大丈夫なように証跡として保管していました。
このマサチューセッツ州の「Cash Winfall」の儲けを最後にしようとジェリーは考えていました。
2011年 The Boston Globe紙がマサチューセッツ州のある場所で、「Cash Winfall」が大量購入されている上に、いつも当選していることをキャッチ。
大量購入しているのはもちろんジェリーたちでしたが、別グループでも購入していることが発覚。
それはなんとマサチューセッツ工科大学(MIT)の数学専攻をしている学生の関係者でした。
MITのグループは、7年間で1,700万~1,800万ドルを元手に350万ドルを「Cash Winfall」で儲けていました。
このことがきっかけで、「Cash Winfall」の販売は終了となり、ジェリーの宝くじ購入も終了しました。
ジェリーの会社は9年間、宝くじによって 2,600万ドル以上を得て、税引前利益:約800万ドルを手に入れました。
宝くじ購入を終了し普通の生活にもどった夫婦は、儲かったお金で家を改築したり、6 人の子供、14 人の孫、10 人のひ孫の教育費に充てています。
「Jerry and Marge Go Large(ジェリー&マージ 勝利の法則 2022)」として映画化
セルビー夫妻が宝くじで大儲けした話が映画化されました。
題名は「Jerry and Marge Go Large」です。
そして、予告編の動画はこちら
ということで、リアルガチと映画のコラボです。
ジェリー&マージ勝利の法則2022!原案の実話を紹介!まとめ
今回は、アメリカで実際にあった、宝くじの盲点を突いて大金持ちになった、ジェリー・セルビー(Jerry Selbee)とマージ・セルビー(Marge Selbee)さん夫婦が、9年間で約2,600万ドルを儲けたお話を記事にしました。
映画化もされ日本で放映される予定は分かりませんが、観てみたいですね。
最後まで、読んでいただき誠にありがとうございました。