安芸高田市の「議員定数半減」案否決について思ったことについて書きます
議員定数を現行の16から8への「議員定数半減」案が否決
広島県安芸高田市の石丸伸二市長は、10日、市長が市議会定例会で議員定数を現行の16から8に半減する「議員定数半減」の条例改正案を提案しました。
引用元:メガバンク出身市長「恥を知れ、恥を」 “議員定数半減”案否決 過疎の街で続く対立 広島
市長側の主張は以下の通り
- 抜本的な財政健全化の必要性と市民の評価。定数を16置く必要性・正当性がないと判断
- 議員削減によって人件費が年間4,500万円圧縮できる
- (議会が否決した)副市長1人1,200万円とくらべかなりの負担軽減となる
- (議会軽視に対して)居眠りする、質問しない、説明責任を果たさない
- 市民から「恥を知れ、恥を」と声があがってもおかしくない
「議員定数半減」の条例改正案は採決の結果、賛成1、反対14で否決されました。
そもそもの背景は?
この条例改正案は以下の背景がありました。
- 市長による「議会中居眠りした」等議員の言動を指摘したツイッター発言を巡る論争
- 市長推進の2人目の副市長人事の度重なる否決
この背景により、「議員定数半減」の条例改正案を提案が出されたのですね。
市長が「(議会が否決した)副市長1人1,200万円とくらべかなりの負担軽減となる」といったのも納得です。
ちなみにツイッターは以下です。
議員名まで挙げちゃってますね。。さらに、市民団体から、その議員さんに対し、事実確認の上、病院で診察した結果、居眠りでなく「軽い脳梗塞」とその議員さんのブログで公表。
このブログを見た石丸市長が「説明は全く不十分」だとしてその議員さんに対して、面談を求めたものの、その議員さんからは「市長ではなく、公の場で市民に説明したい。」ということで、6/30に会見を行いました。
それに対し、石丸市長はメディアの力を使って追求してほしいとのこと。
安芸高田市の市民の理解を得たか?
石丸伸二市長の主張には理解できますが、報道内容からだと、安芸高田市の市民はどう思っているかわかりませんでした。
市長の主張が正しいか否かは、ぼぶたろうは、言及しません。
もし、ぼぶたろうが市長なら、条例改正案を提出する前に、市民を味方につける行動を起こすと思います。
- 市長から市民に対し現状の市議会の状況と「議員定数半減」の条例改正案について市内で説明会をする
- 説明会を通して、条例改正案への理解を市民から得る
- 「議員定数半減」の条例改正案について議会に諮る
要するに市民に対して「根回し」したか?
ということです。市長は三菱UFJ銀行出身ということで、根回しぐらいは分かるだろうとは思いますが、市民に根回しはしたのかな?と思いました。
逆に、居眠りをした議員さんは市民団体などを通して、言い方は悪いかもしれませんが、市民に対して会見を開くことで「根回し」したことになります。
市長は市民の理解を得たのか否か不明ですが、このままでは市長の暴走で終わって、おしまいになりそうな予感です(あくまで私見ですが)。
まとめ
広島県安芸高田市の石丸伸二市長による「議員定数半減」の条例改正案否決に関連し、ぼぶたろうが思ったこと、
何事も根回しは大切だよ
ということを伝えたくて記事にしました。居眠りをしていた議員さんは根回しをしました。
その議員さんの進退については、よそ者であるぼぶたろうは黙るつもりですが、そこは安芸高田市の市民の皆さまにご判断いただこうと思います。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。