2022年7月11日(月)高校野球埼玉大会の試合:八潮南VS秀明が「没収試合」に。なぜ没収試合になったのでしょうか?
没収試合になった原因は9人登録だった秀明選手の体調不良
没収試合になった原因は、9人登録だった秀明の選手が、4回表の守備で1人体調不良になり、人数不足で試合が継続できなくなりました。
公認野球規則に基づいて「没収試合」とされ、9―0で八潮南に敗れました。
大会関係者によると、プレーの続行が不可能となった選手は、大事には至らなかったとのことです。
公認野球規則:フォーフィッテッドゲーム(没収試合)
没収試合が宣告されると「0-9の敗戦」となる
公認野球規則の一文を引用すると、こう書かれていました。
一方のチームが競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなるか、またはこれを拒否した場合、その試合はフォーフィッテッドゲームとなって相手チームの勝ちとなる。
4回表の秀明の守備にて「競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなった」ため没収試合になりました。
なお、実際の試合では、1-28でしたが、没収試合が宣告された為、記録上は原因となった秀明高校を「0-9の敗戦」として扱います。それにより、冒頭のスコアーの得点もそのようになります。
越谷市民球場(越谷市)の天気は晴れ、気温と湿度は?
試合があった当日の越谷市の天気は晴れ、気温は30度前半と高く、まだ夏の暑さに体がなれていないためか、体調不良を起こしてしまったのでしょうね。
ぼぶたろう、その日東京で外出をしていましたが、直射日光が当たる場所にでるととても暑かったです。
敗戦した秀明高校は甲子園にも出場していたチームでした
敗戦した秀明高校は、実は、かつて甲子園にも出場していたチームでした。
- 1985年 第57回選抜高等学校野球大会 出場
- 1992年 第74回全国高校野球選手権大会 出場
このようなチームが令和の時代ではたった9人で試合に臨むチームに縮小していました。
驚きと同時に、ちょっと悲しいですね。
少子化による野球人口減少は深刻、近年は連合チームも
今回、秀明高校は9人で試合に臨んだことからも分かるように、野球人口が減っています。
部員不足で悩む学校の救済措置として、日本高野連は2012年、部員が8人以下の2校以上の高校が組んだ連合チームの大会参加を認めました。
2022年の埼玉大会の場合、以下の連合チームが組まれました。
- 越生・鳩山・日高
- 栗橋北彩・幸手桜・羽生実業・羽生第一
- いずみ・新座総合技術・新座柳瀬
- 児玉・熊谷農業・児玉白楊・深谷
- 上尾橘・岩槻北陵・桶川西
ぼぶたろうが埼玉の高校生だった30年前では考えられない事態です。
もちろんその頃はサッカーのJリーグなんて存在せず、スポーツといったら野球という時代ですからね。
多様性を求める時代になってきたためか、今後も残念ながら、少子化と共に野球人口は減らざるを得ないでしょう。
まとめ
2022年7月11日(月)高校野球の八潮南高校VS秀明高校が「没収試合」になった理由は、秀明高校側が競技場に9人のプレーヤーを位置させることができなくなったからでした。
没収試合になるとスコアーが、秀明高校の「0-9の敗戦」として扱われました。
悲しいですが、今後も連合チームが増えると予想されます。
高校球児の皆さまには一球入魂で最後まであきらめずに頑張っていただきたいです。
また、2022年の埼玉大会で優勝したのは聖望学園高校でした。甲子園出場のための寄付金について記事にしましたのでこちらも併せてみていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。