NHKの2023年後期連続テレビ小説:朝ドラ「ブギウギ」で登場する花咲少女歌劇団について紹介します。
福来スズ子が芸名をもらう前の花田鈴子が受験して不合格になった花咲少女歌劇団について取り上げます。
花田鈴子がは、強引に梅丸少女歌劇団(USK)におまけで研究生としてはいります。
花咲少女歌劇団はスズ子の後輩である秋山美月がかつて所属していた歌劇団でもあります。
この花咲少女歌劇団は宝塚少女歌劇団がモチーフになったと言われています。
今回は、花咲少女歌劇団のモデルになった宝塚少女歌劇団と、OSK日本歌劇団との違いについて紹介します。
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朝ドラ「ブギウギ」花咲少女歌劇団モデルの宝塚少女歌劇団とは?
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宝塚少女歌劇団は、小林一三が有馬まで鉄道を通す計画に取り組んでいた際、鉄道建設が難航していたことから、彼が宝塚唱歌隊を結成し、宝塚梅林などを名所とする地域の活性化に乗り出したことが始まりです。
彼は、宝塚に鉄筋三階建ての「宝塚新温泉付属パラダイス」をオープンし、その中にあった屋内プールが失敗してしまったため、プールを舞台として活用する独自のアイデアを思いつきました。
こうして、三越少年合唱隊を模した少女音楽隊を作り上げ、新温泉の入浴客に無料で提供することにしました。
小林一三は、少女歌劇を発案し、演出家に振付・演技指導を依頼し、さらに音楽指導は東京音楽学校出身の安藤弘と智恵子夫妻が担当することを決めました。そして、1914年に初めて公演され、その評判が高まり、宝塚温泉を訪れる人々を増やすことに成功しました。
このように、小林一三は、一貫して宝塚少女歌劇団の創設において重要な役割を果たし、その哲学や理念が、劇団の継続的な成功の土台を築くことになりました。
宝塚少女歌劇団は現在の宝塚歌劇団
宝塚少女歌劇団は、兵庫県宝塚市に本拠地を置く歌劇団で、全員が未婚の女性で構成されています。
宝塚少女歌劇団の現在は、宝塚歌劇団となっています。
宝塚歌劇団は、この劇団は、大手私鉄である阪急電鉄の一部門であり、阪急阪神東宝グループのエンターテイメント事業として運営されています。
1914年に初の公演を行って以来、今日も人気を集めています。現在は花組、月組、雪組、星組、宙組の5組と、いずれの組にも所属しない専科に分かれています。
舞台に出演するのは宝塚音楽学校の卒業生であり、全員が未婚女性であることが特徴です。
また、「男役」と「娘役」が存在し、男性役も女性が演じます。これは海外には存在せず、日本独自の文化として発展してきた歴史があります。
舞台は古今東西を問わず、歴史劇、ファンタジー、SFなど多岐にわたります。健全かつどの世代の人が見ても楽しめる演目を中心に、芝居(ミュージカル)やレビューを上演し続けています。
宝塚大劇場と東京宝塚劇場を中心に公演しております。
朝ドラ「ブギウギ」梅丸少女歌劇団のモデルOSK日本歌劇団と花咲少女歌劇団モデルの宝塚少女歌劇団の違いは?
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朝ドラ「ブギウギ」梅丸少女歌劇団のモデルになったのは出演協力もしているOSK日本歌劇団です。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団にはいくつかの違いがあります。以下にその違いをまとめました。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:学校と応募資格
- OSK日本歌劇団: OSK日本歌劇団の研修所は2年制で、応募資格の年齢は15~23歳です。入学試験は年3回実施され、面接なしの試験科目には朗読とダンスが含まれます。
- 宝塚歌劇団: 宝塚音楽学校も2年制で、応募資格の年齢は15~18歳です。入学試験は年1回行われ、面接、歌、バレエが試験科目に含まれます。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:入団試験
- OSK日本歌劇団: OSKの入団試験は2年生の期末テストで、不合格の場合は入団できません。
- 宝塚歌劇団: 宝塚の入団試験については記載がありませんが、一般的には厳格な試験プロセスがあるとされています。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:専用劇場
- OSK日本歌劇団: OSKには専用劇場は存在せず、公演は新橋演舞場、京都南座、地方イベントなどで行われます。
- 宝塚歌劇団: 宝塚には宝塚劇場と呼ばれる専用の劇場が存在し、多くの公演が行われています。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:活躍の場と人数
- OSK日本歌劇団: OSKは小劇場が多く、1年目の出演者でも活躍できますが、一人一人に責任感が求められます。人数は30~40人程度です。
- 宝塚歌劇団: 宝塚は大規模な組織で、各組(花組、月組、雪組、星組、宙組)があり、各組には80人の出演者が所属します。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:ファンへのアプローチ
- OSK日本歌劇団: OSKはブログや写真会、サイン会などを通じてファンとの距離が近いです。
- 宝塚歌劇団: 宝塚のファンクラブなどは存在しますが、OSKに比べてブログが提供されないなど、一部異なるアプローチを取っています。
OSK日本歌劇団と宝塚少女歌劇団の違い:ラインダンスとテーマソング
- OSK日本歌劇団: OSKのラインダンスはつま先で跳ねるような飛んでいるようなスタイルで、テーマソングは「桜咲く国」です。
- 宝塚歌劇団: 宝塚のラインダンスは着地と共に足を上げるダイナミックなスタイルで、テーマソングは「すみれの花咲く頃」です。
これらの違いが、OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団の特徴と個性を示しています。どちらも日本の歌劇文化に貢献し、異なる魅力を持っています。
朝ドラ「ブギウギ」物語の概要は?
大正時代の末期、大阪の下町にある小さな銭湯の看板娘、花田鈴子は、歌って踊ることが大好きな明るく純真な女の子です。小学校を卒業した際、鈴子は、「歌と踊りで人々を笑顔にしたい」という思いを抱き、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団しました。一生懸命に稽古に励んだ鈴子は、急速に成長し、抜群の歌唱力で才能を開花させていきます。
昭和13年、鈴子は上京します。そこで、人気のある作曲家と出会い、鈴子の運命が大きく変わります。鈴子は作曲家の指導を受けることによって、「スウィングの女王」として知られる人気歌手になっていきます。
しかし、戦争が勃発すると、鈴子の状況は一変します。鈴子の歌っていた曲が「敵性音楽」と見なされ、彼女の舞台での歌や踊りは厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は徴兵され、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。
悲劇が重なり、悩む鈴子の前に、とある青年が登場します。ふたりは恋に落ちて、やがて結婚を誓い合います。しかし、青年の家族は強く反対し、結婚は中々、実現しませんでした。そののち戦争が終わり、鈴子は青年の子を授かります。しかし、青年は病に倒れてしまいます。会うことができず、結婚も果たせぬまま、別れることとなりました。数日後、鈴子はひとりで娘を出産します。
鈴子は娘を育てながら一人で舞台で歌い続けます。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」という曲です。明るく飾らずに、全身で歌うことが鈴子の真骨頂でした。戦後の傷ついた日本に、彼女の歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて笑顔で歌い踊る人々が全国に広がっていきました。鈴子は「ブギの女王」と称され、日本の大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。
朝ドラ「ブギウギ」の吹き出しあらすじネタバレ紹介
当サイトでは、朝ドラ「ブギウギ」の吹き出しであらすじをネタバレ紹介しています。
【ブギウギ今後のあらすじを吹き出しで紹介!ネタバレ一覧!】
をご覧ください。
ブギウギ花咲のモデルは宝塚少女歌劇団!OSK日本歌劇団との違いは?まとめ
NHKの2023年後期連続テレビ小説:朝ドラ「ブギウギ」花咲少女歌劇団のモデルである宝塚少女歌劇団と。OSK日本歌劇団との違いについて紹介しました。
福来スズ子のモデルになった笠置シヅ子については
>>>福来スズ子のモデル笠置シヅ子の父母や夫や子供と経歴は?
をご覧ください。
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