NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」第15週タイトルになっている「ヤマトグサ」について調べました。
ヤマトグサは、アカネ科ヤマトグサ属の植物で、学名はTheligonum japonica Okubo et Makinoです。別名はオオヤマフスマやヒメタガソデソウと呼ばれています。
日本の固有種で、本州の関東以西から、四国、九州まで分布しています。北限は秋田県、南限は九州で唯一の生息域である熊本県です。ヤマトグサは山地の森林下に生育しています。
ヤマトグサの開花時期は4月から5月の春です。
ヤマトグサの花言葉はありませんが、外見から「思いやり」「愛」があげられるケースがあります。
今回は、ヤマトグサについて、花言葉や由来や、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」第15週の週タイトルにもなりましたので、そのあらすじとして概要を紹介します。
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ヤマトグサの概要と特徴:雄花が目立ちます
■ヤマトグサ
学名:Theligonum japonica Okubo et Makino
和名:ヤマトグサ 大和草
その他の名前:オオヤマフスマ ヒメタガソデソウ
科名 / 属名:アカネ科 / ヤマトグサ属
ヤマトグサ(学名: Theligonum japonica Okubo et Makino)は、アカネ科ヤマトグサ属に属する多年草で、日本の本州、四国、九州に分布しています。以下は、ヤマトグサの概要と特徴です。
外見:ヤマトグサは、以下のような外見をしています。雄花が目立つ植物です。
- 草丈は15~30cm程度で、地味な印象を与えます。
- 同じ株から花びらがない雄花と雌花を咲かせます。
- 雄花は大きく、雌花は小さいです。
- 葉は細長く、先が尖っています。
- 花期は4月から5月で、春に咲きます。
- 開花すると3枚の外花被片が上向きに巻くように反り返ります
生息地:ヤマトグサは山地の森林下に生育することが多く、道端や草原でも見ることができます。
特徴:ヤマトグサは、目立たない小さな植物ですが、ヤマトグサ科には他に類似の種がほとんど存在しない特異な仲間です。世界には1つの属に4種ほどがありますが、日本ではこの植物の種類はただ1つだけ知られています。
ヤマトグサは、落葉樹林などに生える多年草で、雄花と雌花の両方が同じ個体に咲きます。風によって花粉が運ばれるため、雄花の方が目立ちますが、雌花は非常に小さいです。
ヤマトグサは、日本人によって初めて独自の学名が日本の雑誌に発表されたことで有名です。この植物の学名を発表したのは、大久保三郎と牧野富太郎です。当時の学名はCynocrambe japonicumでしたが、現在ではTheligonum japonicumとして一般的に使われています。
ちなみに、その1年前には伊藤篤太郎によってトガクシショウマの学名が発表されています。これは日本人によって初めて学名が与えられた植物とされています。ただし、トガクシショウマの学名は、マキシモビッチ博士によって一度Podophyllum japonicum Ito ex Maxim.として発表されており、伊藤が新たな属であるRanzania japonica (T. Ito) T. Itoとして発表したものです。また、この発表は日本の雑誌ではなく、イギリスの雑誌で行われました。
ヤマトグサの分類と生息地
ヤマトグサは、リンドウ目アカネ科ヤマトグサ属(学名:Theligonum japonica Okubo et Makino)に属する多年草です。
ヤマトグサの生息地は、日本の本州、四国、九州です。
ヤマトグサの花言葉と由来
ヤマトグサの花言葉は、一般的にはありませんが、その外見から
「思いやり」「愛」
などあります。
「思いやり」については、ヤマトグサの白い花の色から幻想的な雰囲気を連想させ、自分勝手ではない、優しい人柄を表現しています。
「愛」については、花がヒゲのように美しい様子から、好きな人を想う恋心を表現しています。
日本の植物分類学者の父:牧野富太郎博士とは?
牧野博士は、当時日本に生息する植物を徹底的に研究し、多くの新種の植物を発見しました。
また、その研究成果をまとめた『新日本植物図鑑』は、日本の植物学に大きな貢献をした書籍として知られています。
ヤマトグサは牧野富太郎博士が最初に学名を付けた植物として有名です。
牧野富太郎博士については【槙野万太郎のモデル牧野富太郎博士の父母や妻や子供と経歴は?】をご覧ください。
また、東京で牧野富太郎博士の自宅を「我が植物園」と称して植物を植えましたが、その跡地に練馬区立牧野記念庭園があります。
練馬区立牧野記念庭園については
【朝ドラ「らんまん」牧野富太郎博士の終焉の地!練馬区の牧野記念庭園】
をご覧ください。
らんまん第15週ヤマトグサのあらすじ・概要を振り返る
植物の名付け親になるべく、誰もが認める図鑑を作り始めようと決意した万太郎(神木隆之介)。そのため、昼間は大学で研究、夜は大畑(奥田瑛二)の印刷所に通うことになると寿恵子(浜辺美波)に伝える。寿恵子は了承するものの、万太郎の身体が心配で…。一方、田邊(要潤)は動物学教授の美作(山本浩司)に、実績を出せていないことについて嫌みを言われ、いら立つばかり。そのいら立ちを大窪(今野浩喜)にぶつけてしまう。
Yahoo!テレビ番組表より引用
田邊教授の虫けらが何も言っても無駄で私にすがるしかないといった田邊教授の言葉がきになる万太郎。
あさ、寿恵子と朝食をとる。まつ直伝の味噌でつくったお味噌汁、こんにゃくをタヌキに似せたタヌキ汁をたべる。美味しいと笑顔で食べる。
植物採集しない朝があるといいなという寿恵子に、万太郎は、どうでもよくない方の話があるという。
土佐でとってきた植物が新種だと思われる標本を寿恵子にみせる。おしべは風の力を借りて受粉する植物で、森の奥でひっそりいきて、優しい風が吹くのを待つ、万葉の心を持つ植物だという。
これを名付け親となって世界に発表したいが、身分がないので、名付け親になるためには、学者として認めてもらうために八犬伝方式で図鑑をだしたいから力を貸してほしいと寿恵子にお願いをする。
1冊目は信用を得るため、一番得意なものである植物画をつくるといい、図鑑は説明を書いた本編とどういう植物なのかみせるための図編の2本柱で構成し、先に図編である日本植物志図譜をつくるという。
図譜をつくるには、帰れないようになり、夜大畑印刷所で働こうという万太郎。
いつ寝るのという寿恵子に、万太郎は、人生でがんばるのはいまだといい、万太郎が寿恵子にお願いし、寿恵子は理解をする。
そして、万太郎がでかける。
植物学教室では、2年生の山根と澤口が、大窪から頼まれた標本を適当につくるが、澤口は標本づくりは学生のしごとではなく頭を使うのが仕事だという。
山根は草を触るのが好きなんですよねと聞いた藤丸は、山根が標本のことでケンカをし始める。
標本が破損したらどうすると、止めにはいってきた徳永助教授。
大窪が標本が進んでいないと指摘すると、田邊教授の予習をしなければならないといって席をたつ。
波多野は、2年は植物学をやりたくてやったわけではないのですねというと、徳永助教授は入りたてはそんなものだろといい、そこからどうかわるのかどうかだという。
徳永助教授は万太郎の土佐の標本をみせてもらったのかと波多野にきくとまだみせてもらってなく、絶対に見せてもらうつもりで、田邊教授は万太郎と何をはなしたのかときくと、何も教えてはくれなかったという。
東京大学の部会の終了後に、田邊教授の所に動物学教授の美作秀吉がくる。
青長屋にはうんざりするという美作。動物学は臨海研究所の建設が認められたと田邊教授がいうと美作は、海洋生物における新発見が続き、実験所ができたら、牡蠣やアコヤガイの養殖にものりだし成功すれば、我が国に多大な利益をもたらすという美作。
美作は日本で初めて動物学の教授になり、美作の兄も東京大学の教授で将来の総長と目されていました。
美作と田邊教授が青長屋へもどる途中、美作が田邊教授が政府の仕事もあり、兄のお願いもあり、御茶ノ水の高等女学校の校長の話をうけたと田邊教授に伝える。
さらに、美作は田邊教授の奥方はつい5月まで、御茶ノ水高等女学校の生徒で我が学校の生徒を妻にした感想はと教育成果を聞かれる。
イライラしながら、植物学教室にはいる田邊教授。
田邊教授から、トガクシソウがいつになったら咲くんだと大窪にきくと、植物園から何も言ってこず、園庭のはなしでは何年かかかるとこたえる。
田邊教授は小石川植物園には伊藤圭介翁がいただろうといい、トガクシソウを秘匿しているかもしれないというと、大窪は80歳近い年齢だから植物園にはおでにならないというと、田邊教授は大窪の落ち度だという。
夏の採集旅行日程も採集地も現地の案内人も大窪の手配で自分の責任を自覚したまえと言い、口先だけのゲスな連中ばかりだと大窪にあたる田邊教授。
一方、万太郎が大畑印刷所にくる。宮本と大畑が再会に喜ぶ。
図鑑作りに向けて動き出した万太郎(神木隆之介)。寿恵子(浜辺美波)は、万太郎と伴走するつもりが何も出来ずにいる自分が情けなく、福治(池田鉄洋)に相談するが、身の丈に合わない望みは不幸になると言われる。一方、万太郎は、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)に図鑑作りの相談をするが、印刷所は大忙しで印刷機がいつ空くか分からない状況。そこへ突然寿恵子がやってきて、ある提案をする。
Yahoo!テレビ番組表より引用
考えごとしながら洗濯している寿恵子に万太郎と何かあったかと及川福治が声をかける。
思っていたことと違い、万太郎が日本中の植物の図鑑をつくるということに対して、承知して一緒になったがうぬぼれで、足を引っ張りたいわけではないが、止めるために一緒になったわけでなく、背中を押すには寿恵子が何ができるか考えている。
福治は、万太郎は立派な人じゃないから、好きなものがありそれしか見ていないから、寿恵子は無理するなという。
福治には妻もいたが、店を出さず棒手振りの福治に対して、内職もしてくれたががっかりさせてしまい、男を連れて逃げてしまったという。
福治がそうさせてしまい、追いかけなかったという。身の丈に合わないの望みは不幸になる。身の丈を見るようにと寿恵子に言う。
福治はやりたいやりたいという気持ちを真に受けるなと福治は寿恵子にいう。
一方、万太郎が訪れた大畑印刷所では、大盛況で人も増えている。万太郎は、図鑑を作りたいという。政府からの依頼の手紙がきたというイチに捨てちまえという大畑。
版元を回った万太郎だが、錦絵や屏風絵にするなら良いとうまく事が進んでいないことを大畑に伝える。
図譜を作りたいと大畑に言うが、夜中も印刷機を稼働させ、印刷の空きがないという大畑。
そこに突然寿恵子が大畑印刷所にやってくる。寿恵子が熱心に印刷の工程を知ろうとメモをする。印刷機の大きさがタタミ一畳分の広さだと確かめる。
寿恵子は、一連の工程を見た後、大畑印刷所と万太郎と寿恵子でうどんをたべる。
食事中、大畑の娘の佳代がやってきて、万太郎より寿恵子が好きで、私の天女様と言い、ほほえみをもらったと喜ぶ。
寿恵子は石版印刷と万太郎がやりたいことを見たいという。そして、いったん、一息おいて、寿恵子は大畑と万太郎に相談があると言い、身の丈に合わない望みは不幸になるというが、万太郎の図鑑をみてみたく、一緒に考えて、石版印刷をみて、石版印刷機を買うことができないかと大畑夫妻にお願いをする。
寿恵子(浜辺美波)は、高価な印刷機を買いたいと言いだす。突然の申し出に、万太郎(神木隆之介)、大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)は驚くが、寿恵子なりの熱い思いもあり、印刷機購入へと踏み出す。そして、長屋では印刷機を置くための大リフォーム計画が始動。倉木(大東駿介)、丈之助(山脇辰哉)らも万太郎の夢を応援するのだった。そこへ、大窪(今野浩喜)、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)の3人がやってきて…
Yahoo!テレビ番組表より引用
寿恵子が石版印刷機を買うことに驚く大畑夫妻と万太郎。
寿恵子は石版印刷機を買うことや出版し続けることや出版する速さと作業が家でできるからが理にかなっているという。
万太郎も欲しいという。大畑にドイツから石版印刷機を輸入しているのか聞いたところ、日本国産の印刷機がでたという。
ただし、石は外国から取り寄せているといい、印刷機よりか石が大事だと大畑がいうが、印刷機は石と併せて1,000円かかるという。
寿恵子は峰屋の綾からもらったお金を思い出しだせるといい、この先お金が無くなり苦しくなるが、万太郎に入り用ならという。
万太郎と寿恵子は、十徳長屋にもどってきて江口りんに印刷の仕事をするにあたり、水場の近くで行いたいから、壁をぶち抜くお願いをする。
でも、壁をぶち抜くと、どんどんひどくなるというりん。
そこに、倉木が印刷機を買ってしまったんだから、4の5を言わずにぶち抜くしかないという。
丈之助が印刷は砂を使うというと、りんが食事に・・というのに倉木は砂は磨く時にだけ使うと万太郎いい、ひさしをはって、砂置場をつくり、ひさしのしたに砂置場を洗い場を作ればよいと案を出す。
倉木にお礼をいう万太郎。寿恵子はひさしを張り出す分、いまの家賃ともう一部屋分の家賃を払うのはどうかとりんにいうと、ありがたいけど・・1部屋50選で、毎月3部屋で1円50銭という。
さっそくひさしを作る作業にはいる、倉木と丈之助と万太郎。
福治が帰ってきて、寿恵子は身の丈に合わない買い物をしたことを報告する。
謝る寿恵子に2人がよければそれでいいと福治は言う。
そこに、波多野と藤丸と大窪がやってくる。大窪がきてびっくりする万太郎。
波多野が寿恵子が白梅堂の娘だというと、藤丸が俺が貸しを買いに行っていればと後悔をする。
波多野が、お菓子を食べている間に、万太郎が白梅堂に何度も行けて俺たちのお陰だという。
波多野と藤丸と万太郎で話が盛り上がっている間、大窪は渋い顔をする。
そして、開口一番、大窪が土佐からもってきた標本を見せてくれとお願いをする。
万太郎は新種ではないかという。大窪に学会誌で「まめづたらん」の原稿を書かれていたがどう思われるかと万太郎が問うと、大窪が田邊教授に口先だけのゲスだと言われたという。
大窪は、開花した一輪さえ見つけることができず、金を払い、案内人を雇っても成果を上げられず、万太郎のようになれないからと言う。
そして、大窪がこの植物が新種なら自分で発表するのかというと、研究を続けて確証をえたら自分で発表したいと思っているという万太郎。
そうすると、大窪が万太郎に頭をさげて、研究に参加させてほしいをお願いをする。頭を上げて欲しいとお願いする万太郎。
みんなでやったらという万太郎に波多野は大事な局面でお金が動き、大学植物学教室と共同で研究することになり、土佐からもってきた植物が新種だった暁には大学の実績になり万太郎一人の功績でなくなるという。
藤丸は大窪に田邊教授の差し金じゃないかと問うと、違うといいそんなつもりはなく、誰かの命令できたわけでもなく、大窪が自分で決めたという。
波多野と藤丸は田邊教授が焦っていることは知っていると言うが、大窪は信じてもらえないかもしれないがと前置きをして、今、初めて植物学を学びたいという。
助教授になる大窪に何をいまさらと藤丸が言うが、止めに入る波多野。
万太郎は、ここは自分の家だから、お話されたことは誰にも言いませんといい、何でも言ってくださいといい、そして、その後で決めるという。
植物学にきたことをずっと恥じていたという大窪は、大窪の父が旗本の出で、その後に東京府の知事となり、今は元老院の議官だという。
大窪は三男で留学してさえ職場も見つからず、しばらく父の使い走りをしていたが、何のあてもなく、父が勝海舟先生に頼んで植物学教室の御用掛に採用されたという。
勝先生の口利きがあっても屈辱を感じが勝先生に泥を塗れば父に見限られるから頑張って植物園に通い田邊教授に気に入られなくてはならないと「覚えろ」言われたものは頭に叩き込んだという大窪。
万太郎が来たせいでと大窪がいう。万太郎は何かしましたでしょうか・・という。、
万太郎(神木隆之介)が高知で採集してきた植物を共同研究させてほしいと頭を下げる大窪(今野浩喜)。万太郎は大窪を受け入れ、植物学雑誌での発表を目標に、二人で研究することになる。二人を見守ると決めた徳永(田中哲司)は、田邊(要潤)に報告。納得のいかない田邊に対し、徳永はこの研究に関わらなければ植物学教室は実績を出せないと伝える。連日連夜、研究に励む万太郎と大窪。そして…ついに!?
Yahoo!テレビ番組表より引用
何かしましたでしょうか?という万太郎に大窪は、ただ草花が好きだと笑った、そんな人間は一人もおらず、田邊教授さえ留学先で新しい学問だからと植物学を選んだだけで新しい学問なら世に出られる皆それだけだったという。
万太郎が現れて、皆がこのままでは万太郎に勝てない気づき始めただから好きになりたい、万太郎が植物に抱く心について、何を見てどこが好きなのか傍らにいて知りたいという大窪。
それに対して、万太郎が違うと言い、大窪の「まめづたらん」の原稿、まめづたらんを好きじゃないとしたら、どうしてあのようなすてきな原稿がかけるのかと問いかける。
徳永助教授は植物が出てくる和歌が好きで、田邊教授は植物が好き、藤丸はスッポンタケが大好きで、波多野は見ることができない植物の奥を見ようとしている、どうしてここへ来たかよりそれでもみんな今ここにいて、今日も植物学を生きゆううという万太郎。
万太郎は大窪と一緒に研究していただけないでしょかとお願いをする。大窪は良いのかといって、頭を下げる。話のあと雑誌の話で盛り上がる4人。
後日の朝、植物学教室に出勤する徳永助教授、ユズリハを見る。
「いにしへに 恋ふる鳥かも 弓絃葉の・・」を口に出すそれに続けて、万太郎が「御井の上より 鳴り渡り行く」と万太郎が言う。
大窪が万太郎の標本を見せてもらったことを報告し、万太郎といっしょに大窪昭三郎一個人として研究に参加したい旨徳永助教授にお願いをする。
徳永助教授は、大窪が参加することで実績が植物学教室の実績になるというというと、万太郎は承知しており、標本を見せてもらわないと研究はできず、自分が名付け親になって世に出せたらそれで満足だという。
徳永助教授は、分かったと言い報告はちゃんとするようにという。
徳永助教授は、万太郎と大窪が共同で研究を許したことを田邊教授に報告をすると、田邊教授は、徳永助教授はを小学校中退の人間は出入りさせるなといった張本人だと言い、万太郎を学歴もない留学もしていないただの素人で植物学会も認めておらず、そんな人間に門戸を開いているのかというと、徳永助教授は逆で情けをうけたのはこちらといい、槙野が植物学教室の実績になってもいいと譲ってくれたと報告する。
この研究に関われなければ我が教室は何も実績を出せないことになるという。田邊教授がトガクシソウの話をしだすと、徳永助教授は花は咲かなかったと言い、私たちがすべきことは槙野に礼をいうことだという。
万太郎と大窪の研究が始まる。万太郎は新種とは世界でまだ誰も知らない誰も発表していない植物だということ、同じものが載っていないことを証明することというと、やってやると意気込む大窪。
研究が日に日に進むみ、研究に没頭していると、除夜の鐘がきこえ、万太郎があーっといって慌てる。
寿恵子が待つ急いで帰る万太郎。家に着くなり、万太郎が寿恵子に謝る。空腹でお腹がなると寿恵子が笑い、元旦になるから食べましょうという。
研究を進めていくうちに、万太郎が土佐でみつけた植物が東京大学の文献で、ギリシャ相で「Theligonum cynocrambe(セリゴナム キノクランベ)」あることがわかり、この図と説明から違いを徹底的に探せばと大窪は言う。
比べてみると、形の特徴が違く、日本だけの種と分かる。よろこぶ万太郎と大窪。新種発見だと万太郎と大窪と波多野と藤丸が喜び、その様子を少し離れて見守る徳永助教授。
いまだに、イラつく田邊教授。
1か月後、石版印刷機が届く日がきました。十徳長屋の女衆によって、万太郎の部屋の壁が壊される。倉木が中心になって、ひさしの骨組みを建てる。
万太郎(神木隆之介)は、新種の植物を「ヤマトグサ」と名付ける。大窪(今野浩喜)と論文を書き上げ、ヤマトグサを載せた植物学雑誌がついに完成。二人の発表は、日本で植物学が始まって以来の快挙となった。雑誌と並行して作っていた万太郎の図譜も完成し、寿恵子(浜辺美波)や長屋の面々も大喜び。しかし、この時、田邊(要潤)が研究していたトガクシソウを巡って植物学会を揺るがす大事件が起きていた。
Yahoo!テレビ番組表より引用
十徳長屋のみんなのお陰で石版印刷機を部屋に納入することができ、お礼をいう万太郎と寿恵子。
早速印刷に取り組む万太郎。紙を運んできた寿恵子。万太郎が学会誌を300冊作るにあたり、印刷した紙をどのように乾かすのか考えて欲しいと寿恵子にお願いをする。
万太郎は「日本植物志図譜」の巻頭を土佐の植物にすると決めていた。ジョウロウホトトギスを細部にわたり筆を入れる万太郎。
万太郎は、図譜の準備を進めながら、新種を発表する為、大窪と植物学雑誌の原稿も書いていました。
和名をどうするか大窪がきくと、万葉の心があり、日本人が日本の雑誌に初めて新種だと発表する植物だから、「ヤマトグサ」と決めているという万太郎。
お金のやりくりがうまくいかず、ダンスの時に着用した白いドレスを質にいれる寿恵子。倉木えいもやってきて、お金に困っているのか寿恵子にいうと、版元が先払いで100円払わなければならない事情を話す。
印刷作業の手伝いをしている途中、めまいをする寿恵子。そのとき、倉木夫婦がやってくる。
倉木は万太郎に戦をしているのだろうと言い、これを使ってくれと100円のお金を差し出す。
万太郎は、あの時の・・というが、施しじゃないぞといい万太郎が戦うために渡すという倉木。
倉木は万太郎にどの草花にも必ずそこで生きる理由があり、この世に咲く意味があると言われ、救われたという。えいもお礼を言う。
万太郎はお礼を言い深々と頭を下げ、ありがたく使わせていただくという。
そして、植物学雑誌の新刊ができ「新種 ヤマトグサ 学名 Thelygonum Japonicum, Okubo et Makino」イラクサ科セリゴナム属に分類される多年草と読み上げる徳永助教授。
藤丸が「大窪」と「万さん」が名付け親としてならんでいると喜ぶ。
新種ヤマトグサは日本で初めて学名を発表した植物学における歴史的快挙となりました。
そして、日本植物志図譜も出来上がり植物学教室のみんなや、十徳長屋の人たちに渡す。
十徳長屋のみんなが、「日本植物志図譜」をみて、植物の成り立ちや、花びらの具合などがわかり感銘を受ける。
お祝いとして、江口りんが刺身用の魚がないか福治に聞くと、何でも仕入れてくると言い、りんは、万太郎が帰ってくるまで長屋のみんなでちらし寿司をつくるという。
りんがすし樽のお米のニオイで、気分がわるくなる寿恵子。
一方、植物学史に刻まれる事件が起きており、ケンブリッジ大学に留学中の伊藤孝光が戸隠草を新属RANZANIA T. Itoとして発表しました。
これにより、田邊教授の名前を冠した学名は発表できなくなりました。
長屋に帰ってくる万太郎。お話があるという寿恵子。どうでもよくない方の話として、万太郎の手をにぎり笑顔になる万太郎。
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まとめ
今回は、牧野富太郎が日本ではじめて学名をつけた植物:ヤマトグサについて、特徴を紹介しました。
らんまん第15週の週タイトル「ヤマトグサ」のあらすじ・概要も併せてお知らせしました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。