練馬の2大まつりの一つ「照姫祭り」が3年ぶりに開催されましたね。
そうなんだよ。新しい生活様式での「照姫祭り」に行ってきました。
混雑状況、子供も楽しめるか、バス停についても実際に調べました!
・第35回照姫祭りの様子を知りたい方
・祭りの混雑状況を知りたい方
・子供も楽しめるイベントがあるか知りたい方
練馬区石神井公園の春祭典:第35回照姫まつりの混雑状況やお子様は?ということで書きます。
現在も影響を与えている流行りの事象の為、2年間中止になりましたが、2022年4月24(日)、対策を実施の上で3年ぶりに照姫まつりが開催されました。
結論を先に言ってしまうと、混雑状況は「密」、来場者は45,000人でした。子供が楽しめる人気のイベントは行列ができてました。
でもやはりメインは「照姫伝説」の舞台演技、でも・・「照姫フィナーレ」は雨で…無しと。。
また、まつり当日の9時~17時の間、石神井公園駅南口行きのバスは途中で降ろされ、駅まで歩く必要があります。
注意事項も確認!スマートフォンアプリCOCOAもインストール済!手指消毒済!体温OK!これで安心安全で楽しめるぞ!
ということで、会場内に入ります。なお、石神井池の「たいこ橋」、「中之島」は主催者や演者が利用するので観覧者は利用できません。
早速、野外ステージに行きました。祭りの冒頭は石神井太鼓保存会せんば太鼓の音から始まります。
照姫まつりとは
照姫まつりは、室町時代の石神井城主豊島泰経(としま やすつね)とその娘、照姫の伝説にちなんだ祭りです。1988年に初めて開催されましたので古来からある祭りでなく、練馬にあった石神井城に関心を持つことで、練馬区のふるさとの意識の高揚と活性化を図ることを目的として開催されたのがきっかけです。
主に
- 舞台演技 照姫伝説
- 照姫行列
がこの祭りのメインイベントとなります。照姫まつりの演技に出演する主役の三役はオーディションで選抜されますが、当初は、おしんで有名になった練馬区出身の小林綾子さんや練馬区長が出演したこともありました。
舞台演技 照姫伝説
室町時代、石神井城の城主:豊島泰経が繁栄してた模様を舞で表現する演技です。演技の終焉には、文明9年(1477年)に対立した江戸城主・太田道灌と江古田・沼袋原で戦いの模様を演じ、結果、太田道灌によって石神井城が落城し、豊島泰経が石神井城の近くにある三宝寺池に白馬に乗って入水し、それに続いて奥方と照姫をあとを追ったという舞台です。
舞台は一般公募された約100名が豊島氏の一族に扮して舞を披露します。
演技は石神井公園の野外ステージで行われました。
舞台自体は、演者の方々が日頃から練習をされていることがよくわかり、男性演者、女性演者ともに素晴らしい演技をみることができました。
欲を言えば、舞の際に使用する音楽が生演奏だったら良いのになと個人的には思いました。(贅沢か。)
照姫伝説
照姫伝説は主に「舞」がメインの舞台です。
今日はおまつりの日、豊島家の繁栄を祝い、麗らかな日差しを浴びながら力強い舞を披露します。
旗持武者と若武者の登場です。
・旗持武者:縦長の長い大きな旗をもつ武者です。
・若武者:若さがみなぎった武者です。
若武者といっても小学生だと思うので、力強いというより可愛いといった感じです。
旗は重そう・・肩こりのぼぶたろうはもちたくないですね。
巫女舞姫の登場です。
・巫女舞姫:純白の衣装を身に着け美しい舞を披露します。
神社で巫女さんが舞っている感があってよかったです。衣装からも邪馬台国建国から続いている感じですね。
舞楽者と女武者の登場です。舞楽者の太鼓の音に合わせて、女武者が稽古します。
・舞楽者:太鼓の音で律動させます。なお行列の時はそれに合わせ、武者たちがエイエイオーと鼓舞します。
・女武者:強くて美しい武将です。
太鼓は、「ドン・ドン・ドンドンドンドン」と、ゆっくりな拍子で叩きます。(途中で若干、装飾でずらして叩きます)
室町時代の武者は男女の隔たりがないことが感じられますね。(?ほんとか?まぁいいか。)
花拍子と稚児童姫の登場です。
・花拍子:扇子をうまく操って美しい舞を披露します。
・稚児童姫:可愛いらしい小さな姫たちです。
花拍子の扇子を用いた舞は私が勝手に「室町時代の緩やかなジュリアナ東京」と勝手に名付けています(オイオイ)。
豊島一族と、豊島泰経公、奥方さま、照姫さま お出ましー
・照姫(片山亜樹さん):豊島泰経二女、舞扇を使い美しく舞を披露します。このまつりの主役です。
・豊島泰経(村松央槻さん):石神井城主。「エイエイオー」で家来の士気を鼓舞します。
ちなみに3度もオーディションに落ちたとか・・すごい根気ですね。
病院に勤務されており、高齢者の方々から「楽しみにしているよ」の応援を背に出演です。
・奥方(星川奈々さん):豊島泰経の妻。照姫同様、舞扇を使い美しく舞を披露します。
オーディションには1発合格とか。すごい才能です!!
※第33回照姫オーディションで主役三役勝ち取ったとはいえ、3年は長かったですね!!
照姫:父上様、母上様、今年も穏やかな春の祭りとなりました。
奥方:良民たちの豊かな暮らしがいつまでも続くよう願います。
照姫:照姫も踊りとうございます。
豊島泰経:石神井の繁栄を祈る。皆の幸せを祈る。心行くまで踊るがよいぞ!
(心の中のぼぶたろうの声・・・天候が穏やかでなく、雨が今でも降りそうでヤバい・・・・)
照姫姉妹・照姫・奥方・重臣奥方の舞が始まりました。
・照姫姉妹:照姫の姉妹。照姫と一緒に美しく舞を披露します。
・重臣奥方:豊島家の重臣の奥方です。美しく舞を披露します。
奥方と言っても全然ぼぶたろうより、みんな若いからといって甘く言っているのでなく、本当に美しい舞を披露しました。素晴らしい!!
扇子をうまく操ってますね。どの角度から見てもきれいな舞をみることができました。
旗持武者が太田道灌の「てきしゅ~」の声かけから、若武者と警護武者が登場です。
・警護武者:豊島家を守る勇敢のある力強い武者です。
太田道灌の勢に立ち向かいます!がんばれ!と言いたくなりますね。
女武者・警護武者に加え、重臣も加勢して、太田道灌の勢に向かいます。
・重臣:豊島家の側近で、武者たちを取りまとめます。
重臣が加勢するほどの豊島勢の劣勢感が伝わりますね・・・・
重臣と武者で石神井城を守りますが、関東を制圧している太田道灌の軍勢に敗れてしまいます。
豊島泰経:皆の者、心より礼を申す。よくぞたたかってくれた。どうやら別れの時が来たようだ。
武者たち:殿~
豊島泰経:皆の者、よーーく聞くがよいぞ。豊島泰経は石神井城ともに、つゆと消えよう。
武者たち:殿~ 殿~ 殿~
(口には出せないけど、太田道灌は強いよね・・・埼玉にいたとき小学生の時から名前を知っているぐらいだから。)
奥方:泰経さま、夫婦のちぎりは永遠(とわ)にございます。
どうか、どこまでもご一緒させてくださいませ。
照姫:父上様の小事を超えて民を守るお姿、光々しゅうございます。照姫もご一緒いたします。
そしてすべての者に別れを告げた豊島泰経公は豊島家に伝わる家宝の「黄金の乗鞍」を白馬の背に載せてそれにまたがり、三宝寺池に身を投じたのでした。
豊島泰経公と照姫の魂が姿を変えて龍神に姿を変えました。
・龍玉持ち・龍神:豊島泰経公と照姫の魂を変えた龍神を操る役
龍玉持ちの衣装は某有名タンメン店の制服に似ているような・・・・
補足:照姫も豊島泰経公の後を追って、三宝寺池に入水したと伝えられています。
照姫行列
舞台演技 照姫伝説の舞台が終了後、そのまま野外ステージで記念撮影が行われます。撮影後、主役三役以外の演者がステージからおり、式典が行われました。式典では、祭りの主催関係者がステージに上がり、お話や来賓紹介がありました。
式典の最後に、照姫行列の出発を告げるため、豊島泰経が旗振り役となり演者と観覧者共に「エイエイオー」の掛け声をかけて、行列が開始されます。
なお、今回は掛け声は演者だけで、観覧者は心の声で「エイエイオー」の掛け声をかけてこぶしを挙げます。
ちなみに、「エイエイオー」は、「鬨(とき)の声」と言われます。
照姫行列のスタート地点は、野外ステージから石神井池を挟んだ中之島付近になります。
照姫行列のスタート地点の様子を見たいのであれば、野外ステージで「エイエイオー」をしたあと、石神井池に沿って急いで移動しなければなりません。
演者や関係者は、石神井池の「たいこ橋」、「中之島」を使ってショートカットできますからね。
照姫行列は、龍王持ち・龍神を先頭に、照姫伝説に出演した演者全員で行われます。
石神井池の中之島付近を出発し、西武池袋線石神井公園駅を経由して石神井公園の野外ステージに戻るルートで行列が行われました。(2022年は雨天のため、野外ステージに到着できず、中之島付近で終了しました。)
前回は、100メートル位進んでは、途中で止まっては「エイエイオー」の掛け声を行いましたが、今回は行列が静かに素通りする形でちょっと寂しい感じでした。仕方ありませんけどね。
ということで照姫行列出発の模様です。
混雑状況は?
模擬店周辺
上の写真は、西・けやきひろばの模擬店と飲食可能エリアです。人人人・・・・・「密」です!!
あの中にはぼぶたろう絶対に中に入りたくなかったので遠目から写真を撮りました。
殆どの模擬店の周りには人がいっぱいいました。3年ぶりの祭りのためか仕方ないのかもしれません。
どうしても模擬店の商品を喫食したい場合は、このあと紹介するねり丸グリーティングが行われている芝生ひろばに行けば密を回避することができます。
ぼぶたろうは模擬店での商品購入は断念しました。(模擬店の方から見たら稼ぎ時ですね。)
秩父の芝桜でも見に行ってくれたら・・・と言いたくなりますが、ぼぶたろうも行ってよと言われそうなので止めておきます。
野外ステージ
上の写真は舞台演技 照姫伝説直後の記念撮影の一コマです。
客席側を見てください。。。。ソーシャルディスタンスなんてないです・・・「密」です。。
実はぼぶたろう、舞台演技 照姫伝説を見るために良く見える場所を開始1時間前から陣取っていました。
その時は一応人一人分空くスペースがあり、それなりにソーシャルディスタンスは取れていたのですが、舞台が始まるちょっと前から、人が来るわ来るわ。。。
ちょっとでも人が座れるスペースがあれば、どんどん人が座っていく。。もちろん、このご時世、「詰めて座ってください」のアナウンスもありません。メインイベントの一つだから仕方ありませんね。
最終的には肩と肩がぶつかりそうになる距離感の人で埋まりました。
石神井池
照姫行列のスタート地点から100メートル位離れたところです。
丁度、照姫行列の先頭が通り掛かった時点です。
傘をさしている人がいる天候なのにも関らず。。「密」です。
野外ステージと比べさらに密接している状況です。
照姫行列が来るや否や、ドカドカドカ・・と人がやってきたのです。
行列が来る前に、警察官から「歩道で撮影してください」との旨注意喚起がありましたが、
それを聞いてないため知らないのか、道路で撮影する人も・・・
一応、ぼぶたろうは、ガードレールの内側から写真を撮りましたよ。撮影付近の道路が右側に曲がる箇所なので、ぼぶたろうも歩道に出ているような感じになっていますが。誤解のないように、念のためお知らせします。
石神井池・石神井公園駅の途中にある商店街
上の写真は、照姫行列が石神井池から石神井公園駅へ向かう途中にある商店街の状況です。
照姫行列が行われる時間帯から雨が降り始めたこともあり、密な状態は最悪避けられたかなといった感じです。今回だけはラッキーだったようです。
もし、これが快晴だったら、こちらも密になっていたかもしれません。
この商店街の道幅が狭いため、照姫行列がスムーズに進めるようロープが張られていました。
商店街のスピーカーからも照姫行列が間もなくやってくる旨伝えた上、ロープの中で観覧するよう注意喚起がありました。
ぼぶたろうは、石神井公園駅の状況を確認するため、そのまま駅の方へ行きました。
駅前会場ステージ(石神井公園駅)
照姫行列が駅前会場ステージに到着し、お披露目完了後のエイエイオーの一コマです。
模擬店ほどではないですが。。。。それに次ぐ「密」です。。。。
ぼぶたろう、群衆の一番後ろにいました。腕を伸ばして、デジカメをズームを効かせて撮影しました。
普段はバスのロータリーですがその中にざっと300人程度、人がいた感じです。
子供が楽しめるイベントがあるの?
ねり丸グリーティング
芝生ひろばでねり丸グリーティングがありました。開催時刻は
- 10:00~
- 11:00~
- 13:30~
の3回で各30分の開催となります。写真は1回目の10時からの回で撮影しました。
すでに100名ぐらいの列ができていました。
列にならんだら、係の方が、お子さまに、ねり丸の紙でできた帽子と円形うちわを渡していました。
小さいお子さまが多いと思いますので、「ねり丸に会えるまで待とうね~」と常に声掛けしてあげて、根気よく待つしかない状態です。ねりねり。
戦国ワークシップ
野球場では戦国ワークシップが行われていました。
ざっと見た感じですが、10時30分時点で、300人ぐらいの列ができていました。
写真は野球場の外から撮影したのですが、写っているのは列の一部で、野球場の中にも人が写っていますが、これも列の一部です。
戦国ワークシップの内容は以下の通りです。
- 侍体験オリジナル刀工房(参加費700円)
- 万華鏡ワークシップ(参加費500円)
- オリジナル缶バッチ作り(参加費500円)
- 流鏑馬射的(参加費無料)
- 手裏剣同場(参加費無料)
野球場に入場するにあたって問診票を書かなくてはならず、相当時間が掛かり結果、長い行列ができていました。
12時30分ごろ再度このワークシップ付近を見てみたら、行列に並んでもワークシップができない旨アナウンスがされていました。
ぼぶたろうが仮に子供を連れてたら、絶対にワークシップはやらせなかったと思います。
行列に並んで待つのが本当に嫌だからです。(遊園地のアトラクションを待つ行列は我慢できますが。)
長い行列に並ばなくて良い展示
ねり丸もダメ、ワークシップもダメとなると何が最適解か?
もし、ぼぶたろうが子供を連れていたら、芝生広場にあった
- 石神井警察署
- 石神井清掃事務所
- 石神井消防署
の展示に連れて行ったと思います。ちょっと待てば楽しめるからです。
上の写真の右上にあるスケルトン清掃車なんて、全く行列ができておらず、いつでもみることができました。
また、写真の右下にある消火体験なんて良いんじゃない?と思いませんか?
子供は水遊びが好きですからね。
トイレは?赤ちゃん連れでもOK?
トイレは?
トイレは仮設トイレとかは無く、公園の既存のトイレを利用できました。(但し一部トイレが閉鎖されてました。)
トイレの行列は見られなかったので、仮設トイレがなくても大丈夫でした。
公園の既設トイレ車椅子用のトイレもあります。
上の写真の通り、オストメイト用のトイレは会場となっている石神井池側にある、おしどりトイレが封鎖されていました。
石神井公園のもう一つの池、三宝寺池側に、くぬぎトイレありますがそこにはオストメイト用のトイレがあります。石神井池から最短でも300メートル位離れており坂を上がる必要があります。
おしどりトイレは野外ステージ近くのトイレなので密集を避けるため閉鎖するのはやむを得ないですが、オストメイトがある多目的トイレについては、基本使用を禁止するが、「オストメイト利用者は係にお声がけください」形式にすればよいのにと個人的には思いました。
赤ちゃん連れでもOK?
野外ステージ近く、救護所用の仮設テントの奥に赤ちゃん連れの方向けの仮設テントが用意されていました。
積極的に使うかというと・・・う~んどうでしょう。。赤ちゃんはお腹が空いても我慢はできないので、いざという時には役立つので、ないよりかは全然マシでしょう。
照姫まつり当日のアクセスについて
公共交通機関の一部バス停に注意
まつりの際のアクセス手段としては、公共交通機関を使うのが通例ですね。
電車であれば、西武池袋線石神井公園駅から徒歩10分程度で会場に着きます。
ただし、照姫まつり当日は、石神井公園駅南口バス停が、9時~17時の間、石神井公園第一駐車場内へ移設されます。
バスの系統は【荻11】、【荻14】、【阿50】が対象のバス路線です。(2022年4月時点)
まつりに行かれる方は、特に問題ないですが、どちらかというと、まつりには行かず石神井公園駅まで行かれる方は途中で降ろされ、駅まで歩く必要がありますのでご注意ください。
駐車場は?
石神井公園第一駐車場は7時から17時の間、バス停やおまつり関係の都合により閉鎖されて利用できません。なお、石神井公園第二駐車場は利用できます。
お昼ごろの石神井公園第二駐車場です。
ぼぶたろうが行った際、満車ではなく若干空きがありました。
2022年は天候が良くなかったため、たまたま空きがあったのかもしれません。
いずれにせよ、照姫まつりに行かれる際は、公共交通機関の利用をお勧めいたします。
自転車置き場は?
公園なので自転車置き場もあります。
ボート乗り場の自転車置き場は、照姫まつり開始前の時点で満車でしたが、公園の奥の方にある駐輪場(石神井公園第一駐車場近く)は空きがありました。
公園内の三宝寺池側にも駐輪場があります。
大泉学園にお住まいの方なら歩いて行けますよ。
一週間後、COCOAはヒットした?
冒頭にも記載いたしましたが、主催者側からのお願いでCOCOAをインストールし、実行させた上で参加いたしました。
おまつりの1週間後、COCOAアプリの履歴を見てみました。結果、ヒットしませんでした。
私自身の体調も仕事疲れがある以外、全然問題なく元気で良好です!!
照姫さま、豊島泰経公、奥方さまが、石神井の良民の一人であるぼぶたろうを守ってくれたのでしょうね。
感謝感謝です。
普段は、通勤電車に揺られる生活をしており、過去にCOCOAにヒットしたことがありました。
2022年3月の出来事で、そのときはビクビクしました。
ともあれ、アプリに表示されている通り、今後も「新しい生活様式」の実践を行いたいです。
照姫まつりの史跡を訪ねる
石神井城跡
照姫まつりの目的である、「ふるさとの意識の高揚」ということで、照姫まつりの数日前に史跡を訪問しました。
まずは、石神井城跡です。場所は、石神井池の隣にある、三宝寺池沼沢植物群落付近にあります。
平安時代末期から室町時代中期まで、東京23区の城北、城西地区やその周辺に勢力をもっていた豊島氏の居城の一つです。
城は、石神井川と三宝寺池との間にある台地の上に築城され、全体で9ヘクタールの広さであったと推測されています。
この石神井川と三宝寺池が城を守る役割を果たしています。
城跡というと石垣があると思いますが、石神井城跡はそういったものは見当たらず、木々が生い茂った高台の森のような場所です。
写真のような石碑や説明版がなかったら、自然に溶け込んでしまい、城があったなんで分からず素通りしてしまいます。
それほど東京23区としては、珍しく自然豊かな場所になっています。
また、2022年秋に東京文化財ウィーク企画事業として、石神井城跡発掘パネル展が開催され、普段は立ち入ることができない、お城の中心部分に立ち入りました。
詳しくは以下の記事を参照ください。
ちなみに、三宝寺池沼沢植物群落付近では野鳥を見ることができます。(運がよければカワセミも)
姫塚・殿塚
姫塚と殿塚は、照姫と豊島泰経を偲んで縁者が築いたと伝えられています。
でもネットで調べてみると豊島泰経と照姫にまつわる話は、大正時代から昭和時代にかけて創作された話とも書かれているサイトがありました。
真実か創作ははっきりわかりませんが、いずれにせよ、豊島泰経と照姫にまつわる話は後世に語り継がれていけば良いのではと個人的には思います。
ちなみに、姫塚は大きな木の根っこの所にあるためか、目立つのですぐ見つかりましたが、殿塚がどこにあるかわからず、スマートフォンのGPS機能を用いて見つけました。
殿塚は、姫塚から近い距離にあるのですが、木に隠れており中々見つかりませんでした。
殿塚の場所の地図は以下の通りです。GPSを活用して見つけてくださいね。
第36回照姫まつり主役三役は誰?
2023年2月12日、照姫まつりの3役が決定しました。
- 第36代照姫役 井 星羅(い せいら) さん
- 第36代豊島泰経役 高橋 寛之(たかはし ひろゆき) さん
- 第36代奥方役 五百旗頭 美佳子(いおきと みかこ) さん
第36回照姫まつりは、令和5年5月14日(日) 10時から開催される予定です。
まとめ
今回は、3年ぶりに開催された練馬区の2大まつりの一つである照姫まつりに実際に行ってみた体験談を書きました。
次回、第36回を開催した際も恐らく、混雑はすると思われます。
参考になれば嬉しいです。
新しい生活様式のもとで初めての開催でした。まつりを主催していただいた皆さまには、このような環境下にもかかわらず、開催していただいたことに感謝申し上げます。
照姫まつりは、演者にフォーカスされがちですが、まつりを裏で支えてくれるスタッフの方々にも改めて感謝申し上げます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。