NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」第8週タイトルになっている「シロツメクサ」について調べました。
シロツメクサは、マメ目マメ科シャジクソウ属の植物で、学名はTrifolium repensです。シロツメクサを漢字で書くと白詰草です。
北半球の温帯から寒帯にかけて広く分布しており、市街地、畑地、平地から山地の道端、荒地、牧草地などに生息しています。
シロツメクサの開花時期は、春から初夏にかけて白い花を咲かせます。
シロツメクサの花言葉「幸運」「約束」「私を思って」「復讐」です。
今回は、シロツメクサについて、花言葉や由来や、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」第8週の週タイトルにもなりましたので、そのあらすじとして概要を紹介します。
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シロツメクサの概要と特徴
■シロツメクサ
学名:Trifolium repens
和名:白詰草
その他の名前:クローバー、シロクローバー、オランダゲンゲ(White clover)
科名 / 属名:マメ科 / シャジクソウ属
シロツメクサは、マメ科シャジクソウ属の多年草で、ヨーロッパ原産です。牧草として世界中に広がりました。
また、シロツメクサは、白い花を咲かせ、四つ葉のクローバーを持つことで有名です。
外見:日本でも全国に見られます。茎は地をはって長くのび、葉は3小葉、ときに4小葉からなり、葉柄は長さ5〜15cmと長いです。
生息地:シロツメクサは、北半球の温帯から寒帯にかけて広く分布しており、市街地、畑地、平地から山地の道端、荒地、牧草地などに生息しています。
利用:シロツメクサは、蜜源植物として利用されることがあります。また、クローバーとして知られており、草地の養分を補うために栽培されることもあります。さらに、四つ葉のクローバーは、幸運のお守りとして親しまれています。
特徴:シロツメクサは、ヨーロッパ原産の外来種です。牧草として外国からやってきたものであり、日本には本来存在していない植物です。明治時代に牧草として日本に導入されたものが広がり、日本の各地に分布しています。また、長崎には、シロツメクサの種子が入った船が漂着し、そこから広まったという説もあります
シロツメクサの分類と生息地
シロツメクサは、マメ目マメ科シャジクソウ属(学名:Trifolium repens)に属する多年草です。
シロツメクサの生息地は、北半球の温帯から寒帯にかけて広く分布しており、市街地、畑地、平地から山地の道端、荒地、牧草地などに生息しています。
シロツメクサは、日当たりの良い場所に生えることが多く、荒地の改良や雑草防止、土壌浸食防止など、広範囲のグランドカバーや緑化にも適しています。また、シロツメクサは、土壌の養分を豊富に含む場所に生えやすく、湿度が高く、排水が良い場所にも生えます
シロツメクサの花言葉と由来
シロツメクサの花言葉は、
「幸運」「約束」「私を思って」「復讐」
です。
「幸運」については、シロツメクサが四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれるという言い伝えから来ています。
「約束」については、明確には分かっていませんが、シロツメクサが花言葉の中で幸せな意味を持つ言葉の一つとして挙げられています。
「復讐」については、ロツメクサの花言葉「約束」「幸運」「私を思って」が果たされなかったとき、気持ちが転じて復讐に向かうことからこの花言葉がつけられたとされています。また、シロツメクサの花言葉「復讐」については、シロツメクサの伝説に由来するという説もあります。ある伝説によると、イルチヤロという美女が、2人の男性の間で揺れ動く中で、許嫁を取られた男性がシロツメクサの花を使って復讐を果たしたという話があります
シロツメクサが白詰草と書かれるようになった理由は、詰め物に使われた草という意味で「詰草」の名が付けられたためです。
日本の植物分類学者の父:牧野富太郎博士とは?
牧野博士は、当時日本に生息する植物を徹底的に研究し、多くの新種の植物を発見しました。
また、その研究成果をまとめた『新日本植物図鑑』は、日本の植物学に大きな貢献をした書籍として知られています。
牧野富太郎博士については【槙野万太郎のモデル牧野富太郎博士の父母や妻や子供と経歴は?】をご覧ください。
また、東京で牧野富太郎博士の自宅を「我が植物園」と称して植物を植えましたが、その跡地に練馬区立牧野記念庭園があります。
練馬区立牧野記念庭園については
【朝ドラ「らんまん」牧野富太郎博士の終焉の地!練馬区の牧野記念庭園】
をご覧ください。
らんまん第8週シロツメクサのあらすじ・概要を振り返る
万太郎(神木隆之介)からボタンの植物画をもらった寿恵子(浜辺美波)。やりたいことはやるべきだと万太郎に背中を押され、まつ(牧瀬里穂)に「鹿鳴館へ行ってみたい」と打ち明けるが、反対されてしまう。一方、東京大学植物学教室に通い始めた万太郎は、学生たちと植物の話がしたいのだが、波多野(前原滉)や藤丸(前原瑞樹)に受け入れてもらえず…
Yahoo!テレビ番組表より引用
白梅堂で試作品をだす文太。寿恵子は試作品を美味しいといい、ついでに、お店にかるやきを置いて欲しいを文太にお願いする。
文太は「かるやき」は駄菓子だから・・・といいつつ、まつは食べたい人がいるなら良いんだよと寿恵子に言う。
文太が白梅堂を去った後、寿恵子がまつに鹿鳴館へ行きたいと伝える。まつは、場違いの所へは行くなという。
まつは寿恵子が妾の子でも武家の娘であることを伝え、もし父が生きていたら鹿鳴館へ行くことはとは許すはずないと伝える。
でも、お父さんからもらった本は見たことのない世界に旅立つ冒険の話だったという寿恵子
それでも、まつは、きっぱりと鹿鳴館行きを許さないと寿恵子に言う。納得のいかない寿恵子
万太郎は朝一に植物学教室にはいる。掃除や片付けをする万太郎「幸せ」と感じる。
そこに、2年生の波多野と藤丸がやってくる。教科書に英語で書かれていることに関心をもつ万太郎。
波多野は、教授がコーネル大学と同じ教科書を手配していることを万太郎に伝える。
万太郎が勉強しているというと、英語が苦手なため藤丸は胃が痛くなり、教室から逃げていく。
波多野は、教授の方針で講義も論文も全部で英語でやっていると伝える。
また、長期休みに植物採集のための旅行が組まれていると伝える。
植物の変化を追うことを万太郎がいうと、波多野は抗議の準備、宿題、試験、論文で、夜が明けてしまうという。
そして、授業になり案の定、藤丸が英語で教授から植物園に行かなかったのか?と英語で突っ込まれる。そんな藤丸を心配する万太郎。
授業が終わって、ウサギのエサである人参の葉を食べようとする藤丸に胃には「センブリ」が良いという万太郎。
藤丸は癒しを求めているといって、ウサギ小屋から去る。そんな藤丸を万太郎が引き留めて、東京の植物を教えてほしいから一緒に帰ろうと言う。
それに対し、そんな暇はないという藤丸は、勉学の愚痴を万太郎にぶつけその場を去る。
そこに波多野がやってきて、万太郎が悪いのではないが、植物学教室に入るのは簡単ではなかったし、居続けるのも大変なことを伝え「あなたとは違うから」という。
万太郎(神木隆之介)は、植物学教室の皆と仲良くなりたいと願うが、よそ者扱いされ孤立してしまう。そこへ教室に出入りする画工・野宮(亀田佳明)がやってくるが、野宮も相手にしてくれず。すっかり元気をなくしてしまった万太郎は、りん(安藤玉恵)を誘って竹雄(志尊淳)が働く西洋料理屋へ行く。一方、寿恵子(浜辺美波)は、万太郎が白梅堂に来ないかと気にしていて…
Yahoo!テレビ番組表より引用
徳永助教授からよそ者がいると言われる万太郎は植物学教室で孤立してしまう。
そんな万太郎の所に植物の絵を描く画工の野宮朔太郎がやってくる。
万太郎が野宮の絵を見せて欲しいとお願いするとよそ者でしょと言ってキッパリ断る野宮。
一方白梅堂で、寿恵子が万太郎の牡丹の絵を見ていると、それを見た文太、絵を借りる。
文太は絵を元に新作の和菓子を作りまつに見てもらおうとする。
かるやきを用意して万太郎が来るのを待つ寿恵子。今日も万太郎がこないのかなとタンポポに話しかける寿恵子
大学でよそ者扱いされ、落ち込んだ万太郎はりんを洋食屋に連れていく。
りんから、小学校も出ていないのに大学に通うなんて愉快だと言われ、さらに植物学なんかやる人はいないと言われる万太郎
りんから家賃は大丈夫かと万太郎がきくと洋服を着たボウイの竹雄がやってくる。
万太郎とりんがやってくることを知らなかった竹雄がびっくりすると同時に節約しないといけないでしょうと言う。
歓声をうけている竹雄をみて、体の半分が脚だというりん。
仲間にいれてもらえないのかとスバリあてるりん、よそから来る人間は怖いと万太郎に伝える。
肉をナイフで切れないりんは、箸で豪快に食べる。その姿をみて笑う万太郎。
下宿に戻って、万太郎が竹雄に洋服姿がキランソウのようだと伝える。
併せて別名ジゴクノカマノフタといい、即興で描いたキランソウの絵を竹雄に渡す。
竹雄をモデルに絵を描いてほしいというリクエストに答える万太郎
万太郎は、絵を描きながら、佐川で一人っきりになったときより、大学ではさみしいという。
万太郎(神木隆之介)は、竹雄(志尊淳)とりん(安藤玉恵)に励まされ、気持ちを新たにする。東京の植物をもっと知ろうと考えた万太郎は、倉木(大東駿介)に案内を頼み植物採集へと出かけることに。生き生きと植物に向き合う万太郎の姿を見た波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)も、少しずつ万太郎に興味を持ち始める。一方、寿恵子(浜辺美波)は、みえ(宮澤エマ)からあるお願いをされて…
Yahoo!テレビ番組表より引用
植物学教室でまともに話すことができないという万太郎。
狭き門を通った植物学教室の人たちと比べて、峰屋の捨ててきた万太郎も引けをとらないという竹雄
万太郎、描いた竹雄の似顔絵に納得がいかない竹雄。
翌日、万太郎は気持ちを切り替えて出かけるにあたり、倉木に東京の地理や緑のある場所を教えてほしいとお願いする万太郎。
高田馬場や雑司ヶ谷によって植物採取をしてから植物学教室に行く万太郎。
藤丸にシロツメクサをわたす万太郎。牛が食べていたと言事でウサギにあげるように渡す。
心を開く藤丸。教授の役に立っている間は植物学教室にいられるという野宮。
寿恵子のおばである、笠崎みえは白梅堂に行って、鹿鳴館へ行きたい寿恵子に好きな男性は誰かというと曲亭馬琴が好きと答える。
ジジイが好きな寿恵子に呆れるみえ。みえは、明後日の夜、上生菓子を50個を寿恵子に届けてほしいと言う。
植物のことはわからず生活のために描いているというも野宮。
竹雄の似顔絵を万太郎がみせて、野宮が苦笑して最低だという。
しかし、別のページにある万太郎の植物の絵をみて、驚く野宮。野宮の絵を万太郎に見せる。
陰影をつけて描く方法は西洋画のやり方でコーネル大学の方法だという野宮。
野宮は、植物学教室では、植物を愛することより、逆らってはいけないとこが大事だと万太郎に言う。
万太郎(神木隆之介)は波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)から、田邊(要潤)の知られざる一面を聞く。その後、白梅堂に立ち寄った万太郎は、寿恵子(浜辺美波)から新作の和菓子を見せてもらう。それは、万太郎が描いたボタンの画をもとに文太(池内万作)が作ったものだった。嬉しくなった万太郎は、次々と植物画を描いて寿恵子に見せる。寿恵子の喜ぶ姿を見て、万太郎にひらめきが!
Yahoo!テレビ番組表より引用
植物学教室のウサギ小屋のそばに居る藤丸と波多野。
藤丸は万太郎は、毎日が植物採取していると言い、教授と違うと言う。
波多野も胴乱パンパンで泥だらけで万太郎がやってくるという。
植物学教室内で、検定しなくてよいか質問する万太郎。
波多野は完全な標本でないからという、さらに大窪が花も果実もついた検定に重要な性質を兼ね備えてこそ標本だという。
万太郎が完全な標本でなくても検定できのではという言葉に検定ができないと激怒する大窪、勝手なことをするなと言う。
それに対して、植物の一部だけをみて検定することはできないという藤丸でも花や果実がついていないとダメだという。
藤丸は、教授が「美しいとは完全なものだけを指す」ことを万太郎に伝えるさらに、西洋風の新しい詩に着手していることも伝える。
藤丸と波多野は、田邊教授は井上外務卿に頼りにされていて、来年会館予定の鹿鳴館のことを万太郎にはなす。
そんないそがしい田邊教授ならば植物学はどうするのか、徳永助教授がやるのか?という万太郎の問に対し、波多野は徳永助教授は法学部志望で、英語ができず開成学校を退学し教え子の縁で植物学教室に来た事を伝える。
大学の帰りに白梅堂に立ち寄る万太郎。待っていたという寿恵子。寿恵子が文太の試作品の和菓子を万太郎に渡し、牡丹の葉は正にこれだという万太郎。
さらにツボスミレを葉をモチーフとして作った方がアンコが出なくて済むという万太郎。愛らしい葉にするならドクダミの葉も良いと言う万太郎。
続けて万太郎が一番好きなバイカオウレンについて寿恵子に話す万太郎。このバイカオウレンの花の名前を知りたかったという万太郎。
そんな万太郎は、寿恵子の前にいるとべらべらと話してしまうという万太郎。寿恵子は万太郎の話が楽しいと言う。
寿恵子は、万太郎の絵がなかったら、かわいい花がこの世にあることを知らなかったという。そして突然、寿恵子の手をとって何かを見つけたという万太郎。
万太郎(神木隆之介)は、寿恵子(浜辺美波)と話す中で、「日本中の植物を載せた植物図鑑を作る」という壮大な目標を見つける。万太郎は、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)、丈之助(山脇辰哉)と夢を語らい、まずは植物学の雑誌を作ろう、と盛り上がる。一方、寿恵子は、みえ(宮澤エマ)に頼まれ、元薩摩藩士の実業家・高藤(伊礼彼方)の元へ菓子を届けに行く。そこには田邊(要潤)の姿もあり…何かが動き出す予感!?
Yahoo!テレビ番組表より引用
万太郎は寿恵子を前に植物の素性を明かして名付け親になり、絵と文をつけて知ってもらう「図鑑」を思いつく。
万太郎は、図鑑は、大学も教授も関係ないことにも気づく。
牛鍋を囲む、十徳長屋堀井と万太郎と波多野と藤丸。堀井・波多野・万太郎を褒めまくる。
さらに小説の改革をするという堀井。堀井が試験でシェークスピアの問題に失敗して落第し西洋の文学について話す。
それを聞いた波多野は、田邊教授が新体詩だのローマ字だの言っていることを話す。
藤丸は菌類全般を学びたいと言う。波多野は、変わり種の朝顔など、掛け合わせで望み通りの品種を作りたいと話す。
万太郎が植物学を行うにあたり、名付け親になるには・・といったら、堀井が「作っちゃえば?」と言い、雑誌を万太郎に渡す。
万太郎は、「植物学雑誌」を作ることをを思いつく。でも藤丸が冷静になって、勝手にだしたらまずいのではと気づく。
一方、田邊教授はクララのピアノ演奏を聴き紅茶を堪能していた。
その場には管弦楽協会理事:名須川政宗、政府高官:佐伯遼太郎、実業家:高藤雅修がいて、田邊教授は大衆は民権踊りやよしや節だの下品な歌に絞られてきたという。
田邊教授は、文明の新しい時代には新しい音楽が必要だと言う。
鹿鳴館の演奏は陸海軍の音楽隊だけでなく、雅楽稽古所の伶人も入れて編成するべきと提案する。
高藤は教授の言う通りと言う。さらに田邊教授は舞踏練習会が難しいと言う。
そこに、寿恵子が白梅堂のお菓子をもってくる。
さらに西洋の音楽について聞かれた寿恵子は大層美しいものだと言う。
後日、植物学教室の中庭に植えた植物に四つ葉が生えたと波多野が喜んで万太郎に報告する。
藤丸は、四つ葉以外はすべて三つ葉なのにと説明する。万太郎もカワイイと興奮する。
そこに田邊教授がやってきてテンションが下がる万太郎と波多野と藤丸。
万太郎の作った標本をみて、田邊教授は不完全な標本はこの教室には必要ないと言う。
それに、逆らうように万太郎は植物が育つ工程が美しい、植物の一生を見渡せたと田邊教授に話す。
その一枚の紙に植物の一生を描いた万太郎の絵をくれないかと田邊教授は万太郎に言う。
さらに、田邊教授はシロツメクサの四つ葉が珍しいものではないとあっけなく言うが外国では幸福のシンボルとされていると3人に説明する。
田邊教授は四つ葉はクロス・十字架に通じ、神様が幸運をもたらす証だと説明する。
その後、藤丸が万太郎に植物採集に連れてってくれないかと言う。
万太郎は是非、嬉しいと承諾する。
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まとめ
今回は、牧野富太郎が愛したシロツメクサの花言葉「幸運」「約束」「私を思って」「復讐」について、その由来と意味に迫ってきました。
らんまん第8週の週タイトル「シロツメクサ」のあらすじ・概要も併せてお知らせしました。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。